看護師 平生 由季奈

スタッフ紹介

自分がされて
嫌なことは
絶対しない

湖山リハビリテーション病院
看護師

平生 由季奈(ヒラブ ユキナ)

2014年4月入職

入職後、最初は療養病棟に勤務していました。約1年2ヶ月の産休・育休を経て復職し、現在は回復期病棟の配属に。1児の母として、仕事と育児の両立に奮闘しています。

PROFILE

Q.1

百葉の会に入職したいと思ったきっかけを教えてください。

就職先について悩んでいた私に、こちらで働いていた友人が「すごく働きやすいよ」と薦めてくたので、体験に来させてもらいました。その時に、スタッフの皆さんが声をかけ合ったり、体験の私にも声をかけてくれたり、和やかな雰囲気がすごくいいなと感じました。そして看護部長と面談をさせてもらった際に、自信のなかった私に対して「自信のないところも含めて、あなたなんですよ」と言われたことがとても印象に残っています。ありのままの私を受け入れてもらえたように感じ、救われたような明るい気持ちになりましたね。
就職先として急性期病院を選ぶ友人が多かったので、リハビリ病院を選んだ私は少数派ですが、百葉の会に入職することができて良かったと思っています。

Q.2

やりがいを感じるのは、どのような時ですか。

日々の何気ない会話や関わりの中で、患者さまがにこにこと楽しそうに笑ってくださると、看護師としての喜びを感じます。認知症の患者さんが、私の名前を覚えて呼んでくださったときも、とても嬉しかったですね。
今は回復期病棟にいるので、患者さまはいずれ退院していかれます。患者さまご本人が退院後「どのように生活していきたいのか」ということをお聞きし、例えば自宅に帰ることをご希望なのであれば、自宅に帰るためには「何ができるようにならないといけないのか」などを一緒に考えるのも、私たちの仕事の一つです。そうやって患者さまとコミュニケーションを取ることで信頼関係を築くことができると、リハビリにも前向きに取り組まれるようになります。患者さまの気持ちに日々寄り添えることが、看護師として、何よりのやりがいではないかと思います。

Q.3

仕事と育児の両立について教えてください。

産前は8週間、産後は1年間お休みをいただきました。やはり日進月歩の医療現場を1年以上も離れていたので、復職の際は不安もありましたが、いざ戻ってみると、いろいろな人がさり気なくフォローをしてくれ、スムーズに復帰できたと思います。子どもは院内保育園に預けているので、とても安心です。最初はどうしても熱を出して早退することが多くなり、迷惑をかけてしまったと思います。でも先輩職員たちもみんな経験してきたことなのか、とても理解があり、いつも「大丈夫よ」と言ってもらえたのは、本当にありがたいですね。
周囲の理解とサポートのお陰で、今は夜勤が免除されています。私も子どもが大きくなったら、小さな子どもを持つママたちが安心して仕事と育児に取り組めるよう、できる限りサポートしていきたいと思っています。そうすることで、今私が受けているご恩に対して、少しでもお返しをしていきたいですね。

Q.4

これからの目標を教えてください。

身近にいる先輩職員たちの姿は、とてもいい目標になっています。私も今、後輩を指導することがあるのですが、やはり人に伝えるためには、自分がきちんと理解していなければなりません。また患者さまの病気はいろいろなので、看護師にも幅広い知識が求められています。
日々勉強を続けなければ、なかなか追いついていけないと感じることもあり、家に帰ってから学生時代の教科書を見返したり、新たな知識を調べたりして、勉強をすることもあります。正直なところ、今は仕事と子育てで精一杯な面もありますが、自分なりのペースで成長し続けることで、回復期病棟の看護師として、専門性を高めていきたいと考えています。

Q.5

「自分がされて嫌なことは、絶対しない」
この言葉に込めた思いを教えてください。

  • 自分がその人の立場だったら、どんな風に声をかけてほしいかな。何をしてもらえたら嬉しいかな。そんな風に考えながら、患者さまの心に寄り添えるような看護を目指しています。失敗をして「私だめだなー」と落ち込むこともありますが、一つ一つの経験を生かし、理想とする看護ができるよう、キャリアを重ねていきたいと思います。