郷土料理定食~北陸地方~

  • 2019.02.18
  • 食事

本日の昼食は郷土料理定食~北陸地方~と題してご飯、たら汁、鶏肉の治部煮、茶椀蒸し、かぶのやちゃら、ゆず寒天を提供しました。

DSCN1146.JPG

『鶏の治部煮』(石川県)

DSCN1149.JPG

主菜の『治部煮』は石川県金沢市を代表とする郷土料理です。本来は鴨肉を使用します。『治部煮』の名前の由来は朝鮮半島からこの料理を持ち込んだ岡部治部右衛門の名前に因んで付けられたという説や、作るときに「じぶじぶ」と音を立てて煮るから、この名前がつけられたという説など諸説あります。治部煮の普通の煮物とは違う大きな特徴は肉に片栗粉をまぶすことです。こうすることによって肉のうまみを閉じ込め、汁にとろみをつける効果があります。

『かぶのやちゃら』(富山県)

DSCN1150.JPG

副菜の『かぶのやちゃら』は富山県高岡市や砺波市の郷土料理の野菜の甘酢和えです。『やたら』と多くの野菜を使用することかた『やちゃら』と名付けられたとされています。また、野菜や海草などの具材を8種類使用するから『やちゃら』と言われるとも言われています。今回はかぶ、にんじん、きゅうり、きくらげ、柚子、しらたきを使用しました。法事やお正月などの行事食として作られることが多いそうです。

『たら汁』(富山県および日本海沿岸地域)

DSCN1151.JPG

『たら汁』は富山県、石川県、新潟県、秋田県、など日本海沿岸の様々な地域で食べられています。なかでも富山県朝日町の『たら汁』は有名で、国道8号線沿いは「たら汁街道」と呼ばれ、たら汁を出す多くの店が立ち並んでいます。もともとは地元の漁師が、船の上で獲れたてのスケソウダラをぶつ切りにして汁を作り、食していましたが、浜に戻ってから家族と共にに食べる慣わしとなり、地域の家庭料理として定着していったそうです。この汁を夏の海水浴客や温泉客に提供したところ評判を呼び、この地域一帯の名物料理となりました。「たら汁」は、たらの他にネギ、ゴボウを入れて作ります。このネギの香りとゴボウの風味が、たらの味を引き立て、旨味を際立たせます。

お客様からは「変わった名前の料理(かぶのやちゃら)だけどおいしかった。」、「北陸の郷土料理は初めて食べた。」などのご感想を頂きました。また次回は別の地域の郷土料理をお出しできればと思います。どうぞお楽しみに。

◆港区立台場高齢者在宅サービスセンター
◆記事作成:田中
◆URL:https://www.momohanokai.jp/daiba-ds/
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一覧に戻る

プロフィール

〒135-0091 東京都港区台場一丁目5番5号
TEL:03-5531-0520
FAX:03-5531-0523
【港区ホームページ】
https://www.city.minato.tokyo.jp/

最新の記事

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク